* ES-VMバイトコード用のコンパイラ #1
-(by [[K]], 2020.06.29)
** (1)
-最初にWindows用、x86(32bit)用のコンパイラをできるだけ手抜きで書いてみよう。
-性能はそれなりにしかならないけど、でもとにかく早く作れる。
-そして後日、本気でまともなやつを作ればいい。
-まず原則として、コンパイラの中で方針が一貫していれば、他に規定される規約はない。だから自由に作れる。
** (2)
-関数呼び出し規約など
--evdecl
---esvm間で普通に用いられる呼び出し規約(コンパイラで決めていい)
---基本としてはreturn値以外は一切の実レジスタを破壊しない。voidなら何も破壊しない。
---return値が一つの実レジスタで表現できないビット幅の場合、追加の第一引数としてポインタを要求する。そのポインタを使って結果を返す。
--cdecl_w32
---Windowsのx86(32bit)の標準的な呼び出し規約に準ずる
** (3) サンプルコード
-chars
evdecl void chars()
{
int8 i;
i = 0x20;
lp:
putchar(i);
i++;
if (i != 0x7f) goto lp;
return;
}
// バイトコードで書くと・・・
[01(func-simple)] [17 00 2c] [01] [05 f00 00] [14 00 21] [21 00 2f 00] [3f(ret)]
[1] 970bc 1 5ef000 940a1 a10af0 [bf(ret)] : (hh4a)中身は11.5バイト、ヘッダフッタは1.5。合わせて13バイト。
** (4) 進捗
-[2020.07.13]
--(1)とりあえずcharsのバイトコードをx86(32bit)の機械語にコンパイルしてJIT実行できるようになりました。
--(2)同じくx86(64bit)の機械語にコンパイルしてJIT実行できるようになりました。
--(3)さらにDOSのCOMファイルを出力することもできるようになりました。
-[2020.07.14]
--(1)ES-VMバイトコードから「はりぼてOS」の.hrbファイルを生成することもできるようになりました。