* HLX-BASIC 入門 #1 -(by [[K]], 2022.03.18) ** (0) -以下の記述を大きな文字でわかりやすく紙に書く(=Wordとかで資料を作って印刷する)。 -(1)へ進む前に、PCの起動方法や終了方法、テキストエディタの使い方、HLXの起動方法などを練習させる必要がある。キーボードのタイピング練習も必要かもしれない。 --タイピング練習としては、ABC...XYZを入力するのにかかった時間を測って、60秒以下になったらいいんじゃないかなと思う。 --プログラミングの基礎として、「。」が「;」に相当して、「、」が「,」に相当することを先に教えたほうがいいかもしれない。掛け算の記号が*で、割り算が/とかも。 --改行はしてもしなくてもいい。インデントも自由。 --CapsLockは基本的にON。 --テキストエディタはファイル名「1」で、「RUN 1」ってやることにすればいい気がする。 -以下の内容を何枚かの紙に書いたとして・・・それを一度に渡すのはあまりよくなくて、たぶん少しずつ渡していくのがよさそう。そうすれば消化不良になりにくい。 ** (1) PRINTF めいれい -[よみかた] ぷりんと・えふ -[どうさ] もじや数をがめんに書きます。書きたいないようを " " でくくります。 -[れい1] PRINTF "ABC"; → 「ABC」と出てきます。 -[れい2] PRINTF "123"; → 「123」と出てきます。 -[せつめい] ないようの中に %d をいれると、そこはあとに書いた数になります。 d はこもじの D です。「ぱーせんと・でぃー」とよみます。 -[れい3] PRINTF "%d",5; → 「5」とでてきます。 -[れい4] PRINTF "%d+%d=%d",1,2,3; → 「1+2=3」とでてきます。 -[せつめい] %d は一つのPRINTFで4回まで使えます。もっとたくさんやりたいときは、PRINTFをわけましょう。 -[せつめい] あとに書く数は、計算になっていてもだいじょうぶです。だから計算きのかわりもできます。 -[れい5] PRINTF "%d",1+2+3+4+5+6+7+8+9+10; → 「55」と出てきます。 -[せつめい] ないようのさいごに ¥n をいれると、つぎのPRINTFはつぎの行から書くようになります。「¥」は「ろ」のキーをおせば出てきます。「n」は「N」のこもじです。「えん・えぬ」とよみます。 -[れい6] PRINTF "HELLO¥n"; → 「HELLO」と出てきます。 -[せつめい] PRINTFはつかいかたがたくさんあって、けっこうむずかしいめいれいです。すこしずつおぼえましょう。 ** (2) きおく めいれい -[どうさ] A=3; みたいにすると、Aに3をきおくします。 -[れい1] B=1+2; → Bに3をきおくします。しきをおぼえるのではなく、計算けっかをおぼえます。 -[れい2] C=B+2; → CにB+2のけっかをきおくします。 -[れい3] BOKU=13; → BOKUに13をきおくします。このようにきおくする名前は2もじいじょうでもだいじょうぶです。 -[せつめい] コンピューターはおぼえるのがとくいです。100こでも1000こでも、もっともっとおおくても、まちがえずにいっしゅんでおぼえます。 ** (3) FOR~NEXT めいれい -[よみかた] ふぉー・ねくすと -[どうさ] 数を数えながら、おなじしょりをくりかえします。 -[かきかた] FOR 名前=さいしょの数,おわる数; くりかえしたいめいれい; NEXT; -[れい1] FOR A=0,5; PRINTF "+"; NEXT; → 「+++++」と出てきます。 -[れい2] FOR A=0,5; PRINTF "%d",A; NEXT; → 「01234」と出てきます。 -[せつめい] さいしょはA=0です。くりかえしていくとAが1ずつふえて、5になるとくりかえしをおわります。 -[せつめい] コンピューターはくりかえすのがとくいです。100かいでも1000かいでも、もっともっとおおくても、まちがえずにすごいはやさでくりかえします。 ** (4) 1から1000まで数えたい -こうすればできます。 FOR A=1,1001; PRINTF "%d ",A; NEXT; -[せつめい] 1000まで数えたいので、1001をしていします。数がつながるとすごくよみにくいので、%dのうしろにくうはくを1もじいれています。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 1 25 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 14 4 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 ... 983 984 985 986 987 988 989 990 991 992 993 994 995 996 997 998 999 1000 -みたいにでてきます。こんなにみじかいプログラムで、こんなにたくさん出てくると、ちょっととくしたきぶんになります。 ** (5) [もんだい] 九九のひょうを書きたい -[ヒント] A=3; PRINTF "%2d %2d %2d ", A*1,A*2,A*3; PRINTF "%2d %2d %2d ", A*4,A*5,A*6; PRINTF "%2d %2d %2d\n",A*7,A*8,A*9; -これをじっこうすると、3のだんがでてきます。 3 6 9 12 15 18 21 24 27 -だからこれをA=1からA=9までくりかえすようにすれば、 1 2 3 4 5 6 7 8 9 2 4 6 8 10 12 14 16 18 3 6 9 12 15 18 21 24 27 ... 8 16 24 32 40 48 56 64 72 9 18 27 36 45 54 63 72 81 -というのが出てくるはずです。さあどうやってFOR~NEXTめいれいをつかうかかんがえましょう。 -[せつめい] PRINTFの %d で、あいだに数を入れると(%2dにすると)、1けたのときでも2もじで書いてくれるようになります。つまりそろえて書けるようになります。