easy-Cの入門書 [レベル0]
(1) もしレベル1でも難しすぎるなら
- [対象者] 小学1年生でピアノに興味のある女の子の例です(7歳1ヶ月)。楽譜はシャープやフラットがなければ読めます。
- これで少なくともアルファベットの大文字であればそれほど苦労せずに入力できるようになりました。
- 次は、hl9.exe(easy-Cの処理系)を起動させる練習をしました。とはいえ、ファイルをダブルクリックするだけなのですが。
- 次にテキストファイルを作る方法を教えました。それは「エクスプローラで右クリックして・・・」なんて教えても全然わかってくれなかったので、HL-9で
HL9>NEW 1.C
とやれば「1.C」というファイルができるよと教えました(この直前にhl9.exeを改造してNEWコマンドを追加しました)。ファイル名を数字にすると理解が早かったです。
- ファイルができたら、それを開いて編集しなければいけません。
HL9>$$1.C
と入力すれば、エクスプローラで「1.C」をダブルクリックしたのと同じなので、テキストエディタが起動してファイルが開かれます(当方の環境では事前にそのように設定しておきました)。
- テキストエディタの使い方は、先の「ABCD~VXYZ」の入力練習でちょっとはわかっているので、特に説明せずともわかってくれました。
(以下編集中)
(例)以下を「TULIP.C」で保存しておけば、RUN TULIP.C で演奏できます。
PLAY "CDERCDERGEDCDEDR";
PLAY "CDERCDERGEDCDECR";
PLAY "GGEGAAGREEDDC2R";
もちろんプログラミングの本当の楽しさは変数を使った処理を書き始めてからです。easy-Cはグラフィック命令もありますので、変数を使い始めたらかなりの表現力があります。・・・そうはいっても、最初は変数なんてわかりません。だから最初は変数なしでやることになります。そしてそうなると、PLAY文の存在は非常に重宝するのです。
[実践例]
- 次に簡単な曲をPLAY文で親子一緒に書きました。徐々に親の手を借りずにできるようになってきます。「かっこう」とか「いーとまきまき」とか、そういう短い曲を何曲か作ってると、4曲目くらいからほとんど自分一人で作れるようになりました(これも一曲できるごとにお菓子を親子で食べて大げさにお祝いするなど、なにか工夫は必要です)。
小学1年生が、手本のプログラムを書き写すのではなく、しかもスクラッチでもなく、楽譜とちょっとしたメモ紙(C=ド、D=レとか書いてある)を見るだけでプログラムを書いている様子は、すさまじく感動します。easy-C はすごいなと思いました(自画自賛)。
こめんと欄