先生、当初予定していた進捗が出ません・・・他
(0) はじめに
- (これはKがSecHack365での発言のうち、特に良かったものをリメイクした文章です。)
(1)
- [A] それはよくあることです。自分の開発力について、一番うまくいった時の記憶が鮮明に残っていて、そのトップスピードで何週間も続けられると考えがちです。
- まあ実際は無理なので、徐々に目標を下げていってください。とにかく1つでいいから、何らかの機能を作り切ることを意識してください。やり切れれば自信が戻ってきます。
- 思ったように進捗が出ないとき、ただ目標を下げていくだけでは悲しいので、ときには「なぜうまくいかなかったのか」を考えることも大切です。
- そもそもやり方がまずいかも知れないからです。まずいやり方のまま頑張るのはうまくないと思います。
- 「思った通りにならない」というのは、実は成長の機会なので、マイナスにばかり考えず、改善につなげましょう。
(2) (プレゼンに際して)
- [Q] もしこれができたら、あれもできる・これもできる・なんでもできるの話をいっぱい書いたらみんな応援してくれますよね?!
- [A] いやそれはどうかな。「もしこれができたらこんなことができますよ」の話は、まあ1つか2つはあっていいと思うのです。
- 利用イメージがわかない人もこれで分かってくれるので。でも、これがあまりに多くなってくると「あー、はいはい、わかったよ」になってきます。
- 「夢を膨らませてないで早く作ればいいのに」と思われて、かえって印象悪くなるので、いっぱいは書かないほうがいいと私は思います。
- むしろ、こちらかの提案は少なくして、お客さんが想像を膨らませて「あれもできるね!これもできそうじゃない?!」って言ってくれるほうがいいです。
- なんかね、多くのお客さんは「あなたが何をしようと思っているか?」の話を聞きたいのではなくて、
- 「何をしたか?」「なぜしたか?」「やったらどうなったのか?」の話を聞きたいのです。それがきちんと入ってさえいれば、成功でも失敗でも同じくらい素敵です。
- だから、ささやかなことでもいいので、何をしてどうなったかがわかる話を混ぜてほしいです。
- え?いい話が思いつけない??・・・1日あれば、1日分のチャレンジができて結果が出るのです。だから今からやればいいんです。
- 「とりあえずやってみました」「そしたらこうなりました」それでいいのです!
- 一番つまらないのは「やらなかった理由」とか「できなかった言い訳」とか「次は頑張るので期待してください」とか、そういうやつです。
- だって、そんなのどうでもいいもん。プレゼンを見る人はあなたを叱りたいわけではないので、言い訳とかいらないのです。