text0021
の編集
https://essen.osask.jp/?text0021
[
トップ
] [
編集
|
差分
|
バックアップ
|
添付
|
リロード
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
-- 雛形とするページ --
BracketName
EssenRev4
FormattingRules
FrontPage
Help
InterWiki
InterWikiName
InterWikiSandBox
K
MenuBar
PHP
PukiWiki
PukiWiki/1.4
PukiWiki/1.4/Manual
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/A-D
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/E-G
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/H-K
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/L-N
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/O-R
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/S-U
PukiWiki/1.4/Manual/Plugin/V-Z
RecentDeleted
SDL2_01
SandBox
WikiEngines
WikiName
WikiWikiWeb
YukiWiki
a21
a21_acl01
a21_bbs01
a21_challengers
a21_count
a21_edu01
a21_edu02
a21_edu03
a21_edu04
a21_edu05
a21_edu06
a21_edu07
a21_edu08
a21_edu09
a21_edu10
a21_edu11
a21_hlx000
a21_hlx001
a21_hlx001_1
a21_hlx001_2
a21_hlx001_3
a21_hlx002
a21_hlx002_1
a21_hlx003
a21_hlx003_1
a21_hlx004_1
a21_memo01
a21_opt
a21_opt02
a21_opt03
a21_p01
a21_special
a21_tl9a
a21_todo
a21_txt01
a21_txt01_10
a21_txt01_1a
a21_txt01_2
a21_txt01_2a
a21_txt01_2b
a21_txt01_3
a21_txt01_4
a21_txt01_5
a21_txt01_6
a21_txt01_6a
a21_txt01_7
a21_txt01_8
a21_txt01_8a
a21_txt01_9
a21_txt01_9a
a21_txt02
a21_txt02_10
a21_txt02_10a
a21_txt02_10b
a21_txt02_11
a21_txt02_11a
a21_txt02_12
a21_txt02_12a
a21_txt02_12b
a21_txt02_1a
a21_txt02_1b
a21_txt02_2
a21_txt02_2a
a21_txt02_3
a21_txt02_3a
a21_txt02_4
a21_txt02_4a
a21_txt02_5
a21_txt02_5a
a21_txt02_6
a21_txt02_6a
a21_txt02_6b
a21_txt02_6b_rev0
a21_txt02_6x
a21_txt02_7
a21_txt02_7a
a21_txt02_8
a21_txt02_8a
a21_txt02_9
a21_txt02_9a
a22_acl2_01
a22_acl2_02
a22_edu12
a22_intro01
a22_intro02
a22_intro03
a22_memman01
a22_memman02
a22_memman03
a22_memman04
a22_memman05
a22_memman06
a22_memman07
a22_memo01
a22_mingw_debug
a22_txt03
a22_txt03_1a
a22_txt03_1b
a22_txt03_2
a22_txt03_2a
a22_ufcs01
a23_bbs
a23_ec001
a23_ec002
a23_intro00
a23_intro000
a23_intro01
a23_intro02
a23_intro03
a23_intro04
a23_intro05
a23_intro06
a23_intro07
a23_intro08
a23_intro09
a23_intro10
a23_intro10wk1
a23_intro10wk2
a23_intro10wk3
a23_intro11
a23_intro12
a23_intro13
a23_intro13wk1
a23_intro14
a23_intro15
a23_intro16
a23_intro90
a23_intro91
a23_neopixel1
a23_os01
a23_useSelfMade
a23_usm001
a23_usm002
a23_usm003
a23_usm004
a23_usm005
a23_usm006
a23_usm007
a23_usm008
a23_usm009
a24_memo01
a24_osc20240310
a24_osc20241026
a24_raspberrypi01
a24_useSelfMade
aclib00
aclib01
aclib02
aclib03
aclib04
aclib05
aclib06
aclib07
aclib08
aclib09
aclib10
aclib11
aclib12
aclib13
aclib14
aclib15
aclib16
aclib17
aclib18
aclib19
aclib20
aclib21
aclib22
aclib23
aclib24
aclib25
aclib_bbs
arm64_01
avm0001
edu0001
edu0002
edu0003
esb02b_hrb
esb_dbg
esbasic0001
esbasic0002
esbasic0003
esbasic0004
esbasic0005
esbasic0006
esbasic0007
esbasic0008
esbasic0009
esbasic0010
esbasic0011
esbasic0012
esbasic0013
esbasic0014
esbasic0015
esbasic0016
esbasic0017
esbasic02a
esc0001
escm0001
essen_hist
esvm0001
esvm0002
esvm0003
esvm0004
esvm0005
esvm0006
esvm_i0
hh4a
idea0001
idea0002
idea0003
impressions
jck_0000
jck_0001
kawai
kbcl0_0000
kbcl0_0001
kbcl0_0002
kbcl0_0003
kbcl0_0004
kbcl0_0005
kbcl0_0006
kbcl0_0007
kclib1_0000
kclib1_0001
kclib1_0002
kclib1_0003
kclib1_0004
kclib1_0005
kclib1_0006
kclib1_0007
kclib1_0008
kclib1_0009
kclib1_0010
kpap0001
members
memo0001
osask4g
osask4g_r2
p20200311a
p20200610a
p20200610b
p20200624a
p20200711a
p20200716a
page0001
page0002
page0003
page0004
page0005
page0006
page0007
page0008
page0009
page0010
page0011
page0012
page0013
page0014
page0015
page0016
page0017
page0018
page0019
page0020
page0021
page0022
page0023
populars
seccamp
seccamp2019
sechack
sechack2019
seclang01
sh3_2020
sh3_2020_kw
sh3_2020_nk
sh3_2021_kw
sh3_2021_nk
sh3_2022_kw
sh3_2023_kw
sh3_2024_kw
sh3_kw_hist
termux001
termux002
text0001
text0001a
text0002
text0002a
text0003
text0004
text0005
text0006
text0006a
text0007
text0008
text0010
text0011
text0012
text0013
text0014
text0015
text0016
text0017
text0018
text0019
text0020
text0021
tl1c
tl2c
tl3c
tl3d
* 川合のプログラミング言語自作のためのテキスト第二版#0011 -(by [[K]], 2019.07.04) ** (19) 考察 -[[text0010]]での主張を再掲しつつ、分析したいと思います。 ---- -1億回ループでのベンチマーク |言語処理系|行数|タイプ|説明|実行時間(gccの-O3を1.00としての相対値)|リンク| |TL-3c|119行|単純インタプリタ|代入・加算・減算・print・whileのみサポート|RIGHT:627.85倍|[[text0012]]| |TL-3d|123行|単純インタプリタ|TL-3cを高速化したもの|RIGHT:55.35倍|[[text0013]]| |TJ-03a|185行|JITコンパイラ|TL-3dをJITコンパイラ化したもの|RIGHT:6.78倍|[[text0014]]| |TJ-03b|224行|JITコンパイラ|TJ-03aにレジスタ変数を追加して高速化|RIGHT:1.70倍|[[text0015]]| |TJ-03c|247行|JITコンパイラ|TJ-03bにdo~whileを追加して高速化|RIGHT:1.00倍|[[text0016]]| --JITコンパイラ(註:JITコンパイラはインタプリタ実行のための技術)によって、コンパイラのほうが高速であるという時代は終わりました。 ---- -ライブラリの威力 |言語処理系|行数|削減率|実行時間(gccの-O3を1.00としての相対値)|| |TL-1k(TL-1c相当)|RIGHT:52行→''31行''|40.4%削減||[[text0017]]| |TL-2k(TL-2c相当)|104行→''31行''|70.2%削減||[[text0018]]| |TL-3k(TL-3d相当)|123行→''45行''|63.4%削減|RIGHT:46.00倍|[[text0019]]| |TJ-03x(TJ-03a相当)|185行→''61行''|67.0%削減|RIGHT:6.78倍|[[text0020]]| |TJ-03y(TJ-03b相当)|224行→''78行''|65.2%削減|RIGHT:1.70倍|| |TJ-03z(TJ-03c相当)|247行→''88行''|64.3%削減|RIGHT:1.00倍|| --仮に言語を自作としたとして「私の自作言語を使うことで、コードが6割以上削減できます!」みたいな主張ができたらかっこいいですよね。でもこのように、新言語を作らずともライブラリを作るだけで、同じような効果を得ることができるのです。 --一般にライブラリを作るのは言語を作るよりもずっと楽です。既存言語の上に付け足すだけだからです。 --ちなみにJITコンパイラが100行未満で作れちゃうのは、「かなり優秀」だと自分では思っています! ---- -このシリーズが主張していること: --''[1] プログラミング言語を作るのは難しくない!'' --''[2] JITコンパイラはとても高速。しかも難しくない!'' --''[3] うまくライブラリを作ると、有用な言語を自作するのと同じくらいの効果がある'' -[1] TL-1cが52行だったので、プログラミング言語は、難しい仕様さえ選ばなければ、十分に簡単に作れるということは明らかになったのではないかと思います。もう少し現実的な仕様のTL-3dでも123行でしかありません。 -言語を作るのは難しいとは思わないでください。そんなふうに思い込んでもいいことは何もないはずです。難しくしているのはあなたがそういう仕様を選んでいるからなのです。 -もし言語づくりが難しすぎて開発が止まってしまうようなら、もっと作りやすい仕様を考えましょう。本当にその機能は必要なのか、他の機能で代用できるのではないか、苦労してまで必要な機能なのか。 -・・・私たちは使うだけではなくて作る側でもあるのですから、むやみに高い理想を目指すべきではないと私は思います。 -[2] JITコンパイラについて、その高速性は十分に示せたと思います。 -そしてTL-3dからTJ-03aへの行数の増加量は1.5倍程度でした。だから1.5倍書く気になれば、JITコンパイラは実装できるのです。それだけで実行速度は8倍(=55.35/6.78)も速くなるのです。 -さらに速さが欲しければ、行数を増やしていくことでそれも実現可能です。もちろん実行速度が速いのはいいことですが、速くするためには労力(行数)も必要になるので、自分の言語にはどのくらいの速度があればいいのか、それを意識することがとても重要なのではないかと私は思います。 -[3] ライブラリをうまく作れば、行数削減率65%くらいを達成することができます。これはつまり行数を1/3にできるということであり、おおざっぱに言えば3倍速く開発ができるようになるということです。 -一般に言語を乗り換えただけで2倍も3倍も開発が速くなる(行数が削減できる)ということはかなり珍しいケースなので、これは言語拡張という視点で考えると相当に良い成果なのではないかと思われます。 -一方で、ライブラリを使って行数が減るケースはよくあります。特にライブラリに処理のほとんどを任せられるような場合です。そういうライブラリは得手不得手がはっきりしやすく、複数のプログラムに対して汎用的かつ一定の割合で減らす効果はありません。 -複数のプログラムに対して汎用的かつ一定の割合で減らす傾向を持つのは言語拡張っぽいライブラリの場合だけで、たとえばそれは標準ライブラリなどが該当します。 -だから今回私が作ったのは標準ライブラリっぽいライブラリだということができます。 ** 次回に続く -次回: [[text0022]] *こめんと欄 #comment
タイムスタンプを変更しない
* 川合のプログラミング言語自作のためのテキスト第二版#0011 -(by [[K]], 2019.07.04) ** (19) 考察 -[[text0010]]での主張を再掲しつつ、分析したいと思います。 ---- -1億回ループでのベンチマーク |言語処理系|行数|タイプ|説明|実行時間(gccの-O3を1.00としての相対値)|リンク| |TL-3c|119行|単純インタプリタ|代入・加算・減算・print・whileのみサポート|RIGHT:627.85倍|[[text0012]]| |TL-3d|123行|単純インタプリタ|TL-3cを高速化したもの|RIGHT:55.35倍|[[text0013]]| |TJ-03a|185行|JITコンパイラ|TL-3dをJITコンパイラ化したもの|RIGHT:6.78倍|[[text0014]]| |TJ-03b|224行|JITコンパイラ|TJ-03aにレジスタ変数を追加して高速化|RIGHT:1.70倍|[[text0015]]| |TJ-03c|247行|JITコンパイラ|TJ-03bにdo~whileを追加して高速化|RIGHT:1.00倍|[[text0016]]| --JITコンパイラ(註:JITコンパイラはインタプリタ実行のための技術)によって、コンパイラのほうが高速であるという時代は終わりました。 ---- -ライブラリの威力 |言語処理系|行数|削減率|実行時間(gccの-O3を1.00としての相対値)|| |TL-1k(TL-1c相当)|RIGHT:52行→''31行''|40.4%削減||[[text0017]]| |TL-2k(TL-2c相当)|104行→''31行''|70.2%削減||[[text0018]]| |TL-3k(TL-3d相当)|123行→''45行''|63.4%削減|RIGHT:46.00倍|[[text0019]]| |TJ-03x(TJ-03a相当)|185行→''61行''|67.0%削減|RIGHT:6.78倍|[[text0020]]| |TJ-03y(TJ-03b相当)|224行→''78行''|65.2%削減|RIGHT:1.70倍|| |TJ-03z(TJ-03c相当)|247行→''88行''|64.3%削減|RIGHT:1.00倍|| --仮に言語を自作としたとして「私の自作言語を使うことで、コードが6割以上削減できます!」みたいな主張ができたらかっこいいですよね。でもこのように、新言語を作らずともライブラリを作るだけで、同じような効果を得ることができるのです。 --一般にライブラリを作るのは言語を作るよりもずっと楽です。既存言語の上に付け足すだけだからです。 --ちなみにJITコンパイラが100行未満で作れちゃうのは、「かなり優秀」だと自分では思っています! ---- -このシリーズが主張していること: --''[1] プログラミング言語を作るのは難しくない!'' --''[2] JITコンパイラはとても高速。しかも難しくない!'' --''[3] うまくライブラリを作ると、有用な言語を自作するのと同じくらいの効果がある'' -[1] TL-1cが52行だったので、プログラミング言語は、難しい仕様さえ選ばなければ、十分に簡単に作れるということは明らかになったのではないかと思います。もう少し現実的な仕様のTL-3dでも123行でしかありません。 -言語を作るのは難しいとは思わないでください。そんなふうに思い込んでもいいことは何もないはずです。難しくしているのはあなたがそういう仕様を選んでいるからなのです。 -もし言語づくりが難しすぎて開発が止まってしまうようなら、もっと作りやすい仕様を考えましょう。本当にその機能は必要なのか、他の機能で代用できるのではないか、苦労してまで必要な機能なのか。 -・・・私たちは使うだけではなくて作る側でもあるのですから、むやみに高い理想を目指すべきではないと私は思います。 -[2] JITコンパイラについて、その高速性は十分に示せたと思います。 -そしてTL-3dからTJ-03aへの行数の増加量は1.5倍程度でした。だから1.5倍書く気になれば、JITコンパイラは実装できるのです。それだけで実行速度は8倍(=55.35/6.78)も速くなるのです。 -さらに速さが欲しければ、行数を増やしていくことでそれも実現可能です。もちろん実行速度が速いのはいいことですが、速くするためには労力(行数)も必要になるので、自分の言語にはどのくらいの速度があればいいのか、それを意識することがとても重要なのではないかと私は思います。 -[3] ライブラリをうまく作れば、行数削減率65%くらいを達成することができます。これはつまり行数を1/3にできるということであり、おおざっぱに言えば3倍速く開発ができるようになるということです。 -一般に言語を乗り換えただけで2倍も3倍も開発が速くなる(行数が削減できる)ということはかなり珍しいケースなので、これは言語拡張という視点で考えると相当に良い成果なのではないかと思われます。 -一方で、ライブラリを使って行数が減るケースはよくあります。特にライブラリに処理のほとんどを任せられるような場合です。そういうライブラリは得手不得手がはっきりしやすく、複数のプログラムに対して汎用的かつ一定の割合で減らす効果はありません。 -複数のプログラムに対して汎用的かつ一定の割合で減らす傾向を持つのは言語拡張っぽいライブラリの場合だけで、たとえばそれは標準ライブラリなどが該当します。 -だから今回私が作ったのは標準ライブラリっぽいライブラリだということができます。 ** 次回に続く -次回: [[text0022]] *こめんと欄 #comment
テキスト整形のルールを表示する